フィーヌ・ド・ブルゴーニュ

数年前、叔父に日本を代表するフレンチのグランメゾンと名高い「シェ・イノ」に連れて行
ってもらったことがある。叔父がここのオーナーシェフの井上旭シェフと古い知り合いで
この店の常連でもあったため料理もサービスもとてもとても良くしてくれた(普通でもこれ
ら最高の店なのだが)。ここのスペシャリテの「仔羊のパイ包み焼き“マリア・カラス”」を
はじめ散々食べてワインも散々飲んだ後、食後酒としてソムリエの伊東賢児さんがすすめ
てくれたのが、これまで味わったというか体験したことがない飲み物だった。なんか口に
含んだ瞬間なんともいえない恍惚感に襲われたという感じだった。なんでもロマネ・コン
ティの樽で作ったブランデーと説明してくれた記憶があるが、なにせ酔っ払っていたので
名前はすっかり忘れてしまっていた。で、その後ことあるごとにその飲み心地を思い出し
てうっとりしながらあの酒は何だったんだろうなぁと思っていたのだが、それが先日受信
した「Dining for Miles」のニュースレターで判明した。

Fine de Bourgogne '79 / DRC(フィーヌ・ド・ブルゴーニュ '79)
¥54,000(税込¥56,700)
ロマネ・コンティで名高い生産者DRCの樽に残ったワインや余剰ワインを蒸留した
ブランデーです。マールと似ていますが、フィーヌは葡萄の絞り粕ではなく
樽残りのワインやフィーヌ用のワインを蒸留した上級品。しかも貴重なオールド
ヴィンテージです。

しかし、これ卸値で54,000円するんだな(驚)!シェ・イノでは一体いくらだったんだろ
う?1杯で1万円くらいとられたんじゃないだろうか?ごちそうになったからまったく気
にしなかったが・・・。