禅的生活

最近、芥川賞作家で僧侶の玄侑宗久にハマっているのだが、著作の「禅的生活」を
読み終えた。その中で知ったのだが、仏教というか禅宗の世界では、不足や不満を
感じたり、通常とは違う突発的な何かが起きた場合に、それらを「風流」と表現し
その感じを楽しむらしい。普段、人は自分自身のことは良く分からないものだが
不足や不満は本来思っている自分自身や常識との違いを感じるから起こるもので
その時こそ最も強く自分自身を意識できるから、というのがその理由らしい。
「風流」って良い景色を眺めながらお茶なんか飲んで鐘の音が「ゴ〜〜ン」と鳴った時
なんかに、「風流ですな・・・」なんて使うもんだと思っていたけど、仏教本来の意味では
かなり違うものみたい。今日、無意味なミーティングになったり、イラつく内容の
メールなんかを見た時に何度か「風流だなぁ」とつぶやいたら、不思議と気持ちが
すーっと楽になった。これ使える。

禅的生活 (ちくま新書)

禅的生活 (ちくま新書)