新橋思い出の店2連発

ちょっと前に、外出する用事に合わせて新橋界隈をフラフラすることが2度あった。
前職の本社が新橋にあったので、この界隈には思い出深い店が多い。
せっかくなので懐かしの昼飯を食べることにした。最初に行ったのは、日石本館の
外堀通りをはさんだ向かい側に森ビル1号(創業者の森さんの実家だったらしい)が
あるのだが、その脇の小路が飲み屋通りになっている。その小路にある「田村町」は
夜は主に煮物や刺身を出すいい飲み屋なのだが、昼は焼き魚などの定食を出している。
ここのかき揚げ丼が、三つ葉とイカが主な具材なのだけどカラッと揚がって濃い甘辛い
タレで美味しい。新入社員で職場に配属されて、初めての昼飯に上司が連れて行って
くれた思い出の店でもある。「社会人はこういうところで昼飯食べるのかぁ」と
思ったっけ。6年ぶりに食べたが、しみじみ美味しかった。味噌汁もジャガイモなど
具がタップリで、付いてくるぬか漬けがまた美味しい。以前はペロっと食べてまだ
余裕があったけど、今はもうお腹フルフルだった。
2回目に行ったのは「よっちゃん」という魚を食べさせる店。以前は虎ノ門の交差点
近くのビルの地下にあったのだが、ちょっと前にこの近くを通った時に無くなっていて
すごくショックだった。「田村町」に行った時に、外堀通りから1本浜松町寄りの
道沿いに移転していたのを見つけて、スッゴク嬉しかった。ここはとにかく
「鯖の塩焼き」が最高に美味い。いろんなところで食べたけど、やっぱりここのが
一番美味しい。店に入って、「鯖塩下さい」というと昼に出す分は終わってしまった
らしい・・・ガッガリして他のものを食べるか店を出るか迷っていると、以前はかなり
怖かった大将が「待ってもらえれば焼くけど」と信じられない程やさしくしてくれた。
この店は一家でやっているのだけど、前はいつも必ず居たお母さんの姿が見えない。
隠居したのかなぁ。和やかでノンビリしたお母さんが居なくなったので、店のバランスが
偏らないように、その分大将がやさしくなったのかも。鯖塩は相変らず脂が乗っていて
美味しかった。いつもついてくるシジミの味噌汁も出汁の旨味タップリで美味しかった。
壁に掛けてある、先代のご主人と若かりし頃のお母さんの写真は移転後も健在だった。
こういう店が六本木・西麻布にはあまり無いんだよねえ。