年始の朗報

かつて星条旗通り沿いに「STアロイ」というタイ料理店があった。
アジア料理研究家の酒井美代子先生がやっていた店で、美味しくて安かったので
昼に夜に週に2・3回は通っていた。あまりに頻繁に通っていたので
「メニューに載ってるものは食べ飽きたでしょ」と言われ、適当にリクエストすると
それに合ったものを作ってくれるようになって、「オムライスが食べたいっす」
なんて言うとタイ風のムチャクチャスパイシーなオムライスがでてきたりした。
またある時は「この時期になるとメコン川周辺の村ではメコンから揚がった淡水魚を
ミンチにしていろんなハーブやスパイスと混ぜてライスに乗せて食べるのよねぇ」
なんて言って、マグロで代替したちょっと変わったドンブリが出てきたりもして
とても面白かった。席に座ると「ビール飲む?」と言ってビールがサービスで出てきたり
いろいろ果物や土産などをいただいたりと、なんともゆるりとしたところがあって
ホント和んだ。ちょっと飯食って仕事に戻るつもりが、食後にコーン茶なんかを
淹れてくれて、タイやアジアの食文化について話を聞いているうちに、気づくと
2時間位経っていたなんてのはしょっちゅうだった(おいおい仕事は?)。
飲食サービス店というより、タイ文化のアンテナショップというか、酒井先生の
”コミュニティサロン 兼 料理研究ラボ”という方がマッチするようなところで
大好きな場所だった。残念ながら2003年末で閉店して、その場所にはセルバンド・
フェルナンデスさんが「ハモン・ハモン」というスペイン料理店を開いた。
ところが、この1月に同じ場所に「STアロイ」のシェフだったニムさんが息子さんと
「ブゥア カァオ」という名前のタイ料理店を復活させるらしい!
六本木のタイ料理店は数年前から激減して、今は「バンコク」の寡占状態なので
これは年始の朗報。以前のような他にないユニークな店になって欲しいなぁ。
ちなみに「ハモン・ハモン」は同じビル同じフロアの別の場所に移転するとのこと
こちらもとてもイイ店なので嬉しい。「ブゥア カァオ」も「ハモン・ハモン」も
1/10(火)にオープニングまたリニューアルパーティ。顔出してみようっと。