馬鹿鍋 浜幸 in 野毛

昨晩は雪の中、大学時代の大酒飲みの友人達と横浜の
野毛にある「馬鹿鍋 浜幸」に行った。
かなり雪が降っていたので”どうするメール”をすると
「寒いから鍋が美味いぞ」とか「雪見酒イイじゃないか」とか
みんな飲むことには異常にポジティブ・シンキング。
野毛で飲むのは5・6年ぶりだが、この界隈はまだ昭和の面影が残っている。
歩いて店に向かう途中、雪が降っていたせいか、北国の地方都市の商店街を
歩いているような気分になった。「浜幸」もそんな町並みに合った枯れた佇まいの店で
名物の「馬鹿鍋」とは字のとおり馬肉と鹿肉の鍋。鉄鍋の表面一杯に馬肉と鹿肉が
盛られていて、どちらが何肉か分かるように、馬肉側にはサクラの形の練り物が
鹿肉側にはモミジの形の練り物が置いてあって洒落が利いている。
スキヤキのように甘辛い汁で煮て、生卵をつけて食べるのだが
これが馬い、いや美味い。馬肉は舌触りがトロっとしていてほんのりと甘味があり
鹿肉は野趣ある風味で歯応えがある。他にもヒレやロースの馬刺しや
「たてがみ」という馬のたてがみの部分の脂身の刺身や、「おたぐり」という馬の
モツ炒めを食べたがいずれも美味しい。これらガシガシ食べながら生樽酒を
ガンガン飲んでいたが、ふとメニューを見ると「カイピリーニャ」と書いてある。
ブラジルのピンガやカシャッサという蒸留酒で作るカクテルだが、都内のバーでも
あまり見ない。それが何でこんな店に?他にカクテルのような飲み物は無いのに?
頼むとちゃんとした「カイピリーニャ」だった、この店なんかとても奥深い。
その後、近くの中華料理屋にフラッと入って八宝菜や酢豚なんかをツマミに
紹興酒を空けたが、この店もかなり美味かった。野毛はあなどれない街だ。