陸(世田谷)

東京ラーメン界のレジェンドと言えば、山田拓美氏の「ラーメン二郎」と
山岸一雄氏の「大勝軒」。それぞれ熱心な客に支えられ、と言うよりは、熱狂的な
信者に崇められ、ラーメンというよりもはや宗教に近い位置づけにあるといっても
決して過言ではない。
特に二郎は、「あれはラーメンでは無く”二郎”という食べ物である」とか
「ドンブリの中に宇宙がある」などと表現され、その暴力的かつ退廃的な魅力と
強烈な中毒性から”麻薬”とすら言われている。
初め経験した時はすごく抵抗があったのに、時がたつとフト食べたくなり
月1、週1、週2と通う頻度が次第に高くなってしまうのは、まさに”麻薬”。
以前は、慶応関係者と一部のラーメンフリークだけのものだったその味も
ここ10年来、暖簾分けによる支店展開が進み、二郎ジャンキーは増加の一途を
たどっているらしい。
しかし、三田本店で修行した暖簾分け店ばかりか、そこから更に分家した
2世店、3世店、さらには直系でないインスパイア系なる店も出現して
中にはとてもラーメン二郎とは似て非なる粗悪なまがいモノを売りつける
売人いやいや店も出現している。
そんな二郎系の中でも純度の高いハイ・クオリティなブツを提供してくれる
「らーめん陸」へ。
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若かりし頃は、豚増し、ヤサイ・ニンニク・カラメなんてオーダーをしてたけど
今は、油少なめ野菜多目なんてすっかりおとなしめに。
「陸」は二郎系の魅力の一旦である暴力性を良い形で隠し、一般女子などにも
受け入れられやすいように改善しつつも、決して二郎の真髄を失っていない。
この店、妹夫婦の住居のすぐ近くにあったので、遊びに行きがてらちょくちょく
通っていたけど、妹夫婦宅転居のため、そう頻繁には行けなくなりそう。
でもきっと通うんだろうな、なんと言っても私はジャンキーで、そう簡単に
足抜けはできない世界なのだ。
最近無駄に煽られてる感のある某グルメ格付け冊子は、予想通りもう一方の
「次郎」に三ツ星をつけたけど、快楽度数は「二郎」も決して劣らない。
しかもコストは1/50だ。