おれんち(元住吉)

なんてことの無い郊外の住宅街に、店名・外観からは決して想像できない
ハイクオリティな料理を出す、知る人ぞ知る名店が営まれているということが稀にあります。
祐天寺にある某店のカウンターで独り飲んでいたところ
私の飲み食い好きオーラを感じとったのでしょうか、隣に座った御仁が話しかけてきました。
「にいさん、普段どんなとこで飲んでるんだい?」
「この沿線だと、学芸大の○○とか、自由が丘の××とか、新丸子の△△とか好きですね」
「元住吉の『おれんち』は知ってるかい?」
「知らないです」
「あそこを知らないとは、にいさん、まだまだだな」(若干の脚色あり)
まだまだと言われては行かずにはいられません。早速行ってきました。
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いかにも街場の居酒屋・定食屋という佇まいとは裏腹に
この見事な刺し盛り。黒むつや平目、タチウオなど揃えるところが
この店がただものでは無いことが早くも感じられます。
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特に珍しいのがこのハタハタ。干物や煮付の高級魚というイメージがあるけど
刺身では初めてかも。脂がコッテリとのっていて口内で溶ける。
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地酒は田酒や開運など有名銘酒と共に、レアなところも揃えられている。
この日最も刺さった岡山の「酒一筋 かたつむり」純米吟醸淡にごり。
また、ビールもベルギービールや八海泉ヴァイツェンなどこだわりのある品揃え。
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極上の白レバー刺しなど。
肉モノもとても充実していて、刺し、焼き、串物などいずれも専門店以上のクオリティ。
シメの稲庭うどんも専門店クラスに美味しかったし
「オヤジのオジヤ」というとぼけたネーミングのオジヤは
タップリの卵とバターを使い、欧風リゾットという味わい。
思わずワインと合わせたくなる逸品。
この店の仕入れる素材の質と豊富さ、またそれらを調理する技術と創造性
加えてそのコストパフォーマンスはスゴイものがあります。
恐れ入りました、また行きたいと思います。