覆麺(神保町)

かつて聴衆を大熱狂させ、多くのフォロワーを育て、ひとつの時代を築きながら惜しまれつつ引退したレスラーが、リングへの情熱を捨てきれず、マスクを被り正体を隠してまたリングに戻ってくることがあります。
ファンはその覆面レスラーをかつてのあのレスラーだと知りつつもそのそぶりを見せず、一見冷ややかにその戦いぶりを見守るも、封印していたかつての得意技が出ると、もう待ってましたと言わんばかりに大歓声を浴びせるという予定調和の世界が繰り広げられます。
この店はまさにそんなリング上の光景を具現化したラーメン店であります。
f:id:sukemaro:20091118115225j:image:W310
その名も「覆麺」。店先にはその名のとおり覆面レスラーのレジェンド、魔王ことザ・デストロイヤー(毎年麻布十番祭りには来日して洋品店の前でせっせとサイン会してますが)の覆面が飾られています。
黒覆面で素顔を隠し、日本語が良く分からず「アンガーラ!」としか言葉を発しない(ということになっている)店主のミスターブラック氏は、90年代に一世を風靡した、軒先に鎖で吊るした牛骨が目印のあのラーメン店の創始者と噂されます、、、、
f:id:sukemaro:20091118121544j:image:W400
香り高く味の奥深いスープが印象的な完成度の高いラーメンはまさに、あの!!
私は一滴残らず完飲してしまいましたが、スープを8割以上飲むと”黒帯カード”が授与されます。なんでもすぐに売り切れてしまうため、来年から黒帯カードを所持している人とその同伴者のみが入店できる完全会員制に移行するとのこと。
このラーメン店いやラーメン闘技場は選ばれし者のみがその熱狂と感動を体験できる場と化します。味わいたい方、行くなら今のうちですよ。

マスクを脱いだデストロイヤー

マスクを脱いだデストロイヤー