初めて教えたくないと思った店

良くblogなどでツラツラとその店の良さを書き連ねながら最後に「店名は明かせません」などと書いてる輩がいるが、そういうのを見る度に「なら書くんじゃねえ、オマエはネットの存在意義を理解していない」とイラだっていた。
なのでこのblogではどんな店でも店名を明かして「こんなにいい店あるんだから、みんなで行って楽しもうよ」というノリでこれまでやってきた。
しかし、初めて、これは教えたくないと思う店に出会った。
ネットには、ほとんど情報が出ていない。
食べログにはレビューがわずか1件という状態。
ロケーションもクラブやスナックの集合ビルの2階で、この店以外は閉店していて、なんとも寂れた感じ。
でも、都内の同価格帯の有名日本料理人気店を遥かに凌駕するクオリティ。
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メニューはコースのみ5250円で、月替わり。
今月はなんとも嬉しい鱧づくし。
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鱚と車海老と三つ葉の手綱寿し、鱧の子、鱧の肝の乗った枝豆しんじょにじゅんさいの前菜。
この前菜だけで料理への期待が確信になった。
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そして、驚くべきことに、なんと酒が1本500円で持ち込み自由。
ちゃんと冷やしてくれるし、酒器も貸してくれる。
料理のCPもスゴイのに、一体何で儲けてるんだろうと心配になってしまう。
まずは、夏らしくこんな微発泡のにごりを開けて。
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造りは鱧を梅肉醤油で。
糸瓜が涼しげでとても良い感じです。
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夏牛蒡と鱧の蒸し物辺りで、酒も而今純米吟醸無濾過生酒に変えて。
あぁ、幸せ、、、
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他にも、車海老と葛の椀物やとても質の良い鮎の塩焼き、茄子や赤万願寺とうがらしの揚げ物などなど。
ぬか漬けもタップリと出てきて、土鍋で炊かれて供される新丸十ご飯(薩摩藩の紋が丸に十の字だったので、サツマイモのことを日本料理ではこう呼ぶのだよ、って私もこの時教えてもらったんだけど)は、思わず三杯もおかわりしてしまった。
またこの店のご主人がとてもカッコイイ。
日本料理の料理人というよりイタリアンシェフのようなルックス。
この店にはカウンターが無いのだけど、カウンターにご主人が立ってたら相当ウケると思う。
女将さんは「なんとか3ヶ月持ちました」と謙遜されていたが、いや、これならきっと、あっという間に予約の取れない店になってしまうと思う。
なので、本当に教えたくないのだけど、私のポリシーに反するので明かす。
この店は、関内の「日本料理 日月(じつげつ)」。
予約が取れなくなって値段が上がる前に、再訪したいと思います。